カビは、住宅内のいたる場所に発生します。生活していて、最も目に留まるカビの発生場はお風呂場ですよね
毎日お風呂を洗っているのに、いつの間にかカビが発生していることもあります
小さなあかちゃんのいる家庭では、赤ちゃんへの影響は出ないか心配ですね。お風呂にひそむカビや菌によってもたらされる病気や症状をカビ対策と合わせてご紹介いたします
お風呂のカビで赤ちゃん危険!?
お風呂に発生するカビは、黒カビ、赤カビ、青カビなどがあげられます
カビの胞子は非常に小さいために日常的に吸い込むこともありますが、健康な人であれば抵抗力がある為、多少のカビが体内に侵入してもカビの繁殖を防ぐことができます
しかし、赤ちゃんや病気などの免疫が低下している人は、抵抗力が弱くカビによって病気を引き起こしてしまうことがあります
出来るだけ、赤ちゃんのいる環境にカビは避けたいですね。お風呂場、カビを予防するよう心がけましょう
<お風呂場のカビの簡単予防方法>
カビは、熱に弱いことが判明しており、50度の熱湯を毎日の入浴後に浴室全体にかけることで防ぐことができます
私個人は、シャワーを60度にセットして風呂場全体にかけています
また、入浴後は、窓をあけたり、浴室乾燥機をかけたり湿気を下げることが大切です
<出来てしまったカビに対して>
カビ取り剤をスプレーした箇所にキッチンペーパーとラップでパックして、しばらく置きましょう。ラップを外した後は、シャワーできれいに洗い流しましょう。
赤ちゃんにカビが影響する?湯垢でも大腸菌がわく
生まれたての赤ちゃんがベビーバスで沐浴するのは細菌への抵抗力がなく、おへそも乾ききっておらず、感染を防ぐ為です
お風呂場には、湿度や湯垢など、カビ、細菌が増える要因が沢山あります
湯垢でも大腸菌がわきます。
生後5か月までに起こす細菌性髄膜炎の原因として、B型連鎖球菌と大腸菌が報告されています
株式会社スキップキッズ衛生微生物研究センターが行った調査によると、追いたきした湯船には細菌が1~100万個/100mlというデータも!
このデータだけみてしまうと、お風呂に入るのがぞぞぞっとなります。しかし、入らないわけにもいきません
赤ちゃんがいるご家庭では、追いたき機能を使わない、一番風呂にするなどをおすすめします
これらの菌を増やさないために、湿度と温度を下げる事が大事です。こまめに換気することを心がけましょう
赤ちゃんがカビで病気、入院することにもなりうる
カビの胞子が気管支に侵入することで、喘息やアトピーなどのアレルギーや長引く咳を引き起こす原因にもなります。
特に子供は、皮膚も消化管も弱いので湿疹や下痢などの症状を起こす可能性があります。
カビが引き起こす感染症として、夏型過敏性肺炎があります。
風邪と症状が似ているので見過ごされることが多いのですが、治ったと思っても翌年の夏にまた発症するのが特徴です。
日当たりや風通しが悪い場所で発生しやすいカビです。
赤ちゃんが引き起こすと、症状が重くなる場合もあり、入院するケースも。
夏に咳が出始めたら、夏型過敏性肺炎を疑って、周りにカビが生育しそうな環境があるかどうかを探してみましょう。
まとめ
身体が元気であれば必要以上に神経質になる必要がありませんが、カビの胞子を吸って良いことは何一つありません。
カビを吸い続けると、その人が持っている許容量を超えた段階でアレルギー発症へとつながります。親としては、赤ちゃんにそれらの原因を出来るだけ取り除いてあげたいですね。
しっかり洗い流し、換気してカビ対策をして、気持ち良いお風呂に入りましょう。
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